アジア初上陸。音楽を通じた新しいボランティアの形が復興を後押し

ロックコープス。9月までに東北で4000人のボランティア動員へ

ロックコープスのビジネススキーム

ロックコープスのビジネススキーム

音楽の力でボランティア活動を盛り上げる――。東日本大震災の復興支援を目的に、そんな新しいボランティアの姿を提案する国際的なプロジェクト「RockCorps(ロックコープス)」が、福島県を中心とする東北を舞台に開催されることになった。日本およびアジアでの開催は初めてで、東北から新しいボランティアの形を発信する。

「ロックコープス」は、4時間のボランティア活動を行うと人気アーティストのライブイベントに参加できる仕組みで、これまでに9カ国27都市で開催され、延べ14万人以上が参加。ライブには、レディー・ガガなどの世界的な人気アーティストが参加している。

今回は、福島県を中心に宮城、岩手県、および首都圏をボランティアの活動エリアとし、4月26日~9月6日までに期間に計4000人(福島県2800人、宮城県400人、岩手県200人、首都圏600人)の参加を呼びかける。ライブイベントは最終日の6日に福島県のあづま総合体育館(福島市)で開催され、海外から1組、国内から2組のアーティストが参加する予定だ。

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過去の出演者にはレディーガガなどが名を連ねる

ボランティアの内容は、畑作業などの「農業支援」と、がれき撤去や海岸清掃などを行う「環境再生」、仮設住宅などを対象にした「暮らしサポート」の3つのプロジェクトで構成される。本日ホームページから受付を開始。6月1日までの第1次活動期間では地元のNPOなど全11団体のプログラムが対象となっており、参加者はその中から希望する団体の活動を選ぶ(受け入れ先のボランティア団体は下記を参照)

ロックコープスのスティーブン・グリーンCEOによると、同プロジェクトへの参加後、6カ月以内に何らかのボランティア活動に従事した人は全体の40%ほどにのぼるという。 震災から3年が経過した現地ではボランティアによる復興支援がまだまだ必要とされている。「ロックコープス」の開催を契機に、若者を中心にこれまで復興支援に関わりのなかった人の関心も引きつけ、ボランティア活動が広がることが期待できそうだ。

【第1次期間のボランティア団体】
特定非営利活動法人ザ・ピープル(http://www.iwaki-j.com/people/
特定非営利活動法人フロンティア南相馬(http://frontier-minamisoma.org/
NPO法人 相馬はらがま朝市クラブ(http://www.ab.auone-net.jp/~haragama/
復興支援センターMIRAI(https://ja-jp.facebook.com/somamirai
相馬遊楽応援団(https:/www.facebook.com/somayurakuouendan
しんちビーチク隊
NPO法人 ふくしま新文化創造委員会(http://func.tv/
tattonプロジェクト(http://tatton.jp/
社会福祉法人 南三陸社会福祉協議会(http://minamisanrikuvc.com/
三陸ひとつなぎ自然学校(http://www.fukko-todai.com/santsuna/
特定非営利活動法人フォトサルページの輪(http://www.photosalvage.net/

ロックコープスホームページへ

※画像・写真はいずれもロックコープスのオフィシャル素材より