7月15日、TOTO株式会社小倉本社の社員食堂に、宮城県女川町のさんまのすり身を使った一日限定メニューが登場した。
その名も「東北復幸支援メニュー さんまのすり身のメンチカツ」。同社による東日本大震災復興支援の一環として2014年4月から女川町の復幸まちづくり女川合同会社に出向している、松田豪さんからの提案で実現したものだ。
松田さんは女川町の食品の統一ブランド「あがいん女川」のPRを担当しており、さんまのすり身のメンチカツには、「あがいん女川」認定食品であるワイケイ水産株式会社のさんますり身が使用された。
販売当日には松田さんもハッピ姿で食堂に登場し、用意した120食を超える153食が完売。気軽に参加できる復興支援の取り組みの好事例となった。
同社キャリア支援室長の城之下洋さんは、「東北に仲間がいることで、社員も復興に対する関心を持ち続けることができる」と、社員を巻き込んだ復興支援に引き続き積極的に取り組んでいく意欲を表している。
東北復幸支援メニューは、9月に東京・汐留の社員食堂にも登場する予定。社員派遣を通じた東北と企業のつながりから、今後もこうした具体的な施策が続いていくことを期待したい。