オハイオ州クリントン郡ウィルミントン市。
人口1万人の小さな町は、地域の経済・雇用の多くを、国際航空貨物大手であるDHLに依存してきました。
しかし2008年、DHLの撤退により、地域の経済・雇用の1/3が失われ経済危機に陥ります。
それから5年。
地元出身の若者たちが中心となり、再生へ向けた活動は続いています。
依存構造がもたらすリスクと向き合い、地域が本来持つ力を回復させつつあります。
キーワードは『5つのLocal(ローカル)』です。
・Local Business
・Local Food
・Local Energy
・Local Visioning
・Local People
ウィルミントン市と釜石市には共通点があります。
・自然災害と不況という違いはありますが、危機からの再生を目指している点。
・大企業が町の経済において重要な役割を果たしている点。
・地元出身の若者たちが再生に向けて立ち上がっている点。
ウィルミントン再生へ向け、立ち上がった若者たちのリーダー、テイラー・スタカート氏が釜石にやってきます。
経済危機から5年が経過したウィルミントンの復興の歩みから、これからの釜石の復興へのヒントを探っていければと考えております。
特に地元の若者が地域に関わることでもたらされてきた効果等、具体的な取り組みの中から、釜石のまちづくりにつなげる鍵を探ります。
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■日時:平成26年10月27日(月)
19:00 – 21:00(受付18:30より)
■会場:青葉ビル 研修室(釜石市大町3-8-3)
■定員:50名
■参加費:無料
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〈内容〉
◎情報提供(10分) ★伊藤(一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校)
「地域の本気のやりたいを応援する釜石インターンシッププログラム〜KamaPro〜の紹介」
◎基調講演(90分) ★ テイラー・スタカート氏(Taylor Stuckert)
「ウィルミントンの経済危機からの歩みと地域の担い手育成について」
まちの経済危機に対して、5つのLocalというコンセプトに基づき実行されてきたまちの再生プログラム。
特に地元の若者が地域に関わることでもたらされてきた効果等、具体的な取り組みの中から釜石のまちづくりにつなげる鍵を探ります。
◎質疑等(20分)
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<講師>テイラー・スタカート氏(Taylor Stuckert)
エナージャイズ・クリントン・カウンティ ディレクター
地域が主体となった経済危機への対応を先導するため、
クリントン郡地域企画委員会の支援を得て非営利団体エナージャイズ・クリントン・カウンティを創設。
同団体は主にローカルビジネス、ヤングプロフェッショナル、食糧、
エネルギー、ローカル・ビジョニングの5分野に注力する戦略をとっている。
この戦略は、先進的な取り組みとして高く評価され、2013年に米国企画協会からは賞を受賞。
またIEDC (国際経済開発委員会)の全米会議を始め、多数講演を行っている。
バトラー大学(哲学専攻)卒業。シンシナティ大学デザイン・建築・芸術・企画大学院地域企画修士号取得。
<ウィルミントン市>
アメリカ合衆国オハイオ州ウィルミントン市。人口11,000人あまり。
2005年、国際航空貨物大手であるDHLが流通網を再編し、
ウィルミントン空港をハブ空港化し脚光を浴びたが、
2008年11月に不況のためDHLはウィルミントンの事業所群を閉鎖。
このため約8,000人の雇用が失われ、ウィルミントン市および周辺の失業率は増加した。
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<お申込み>
下記のいずれかの方法でお申し込みください
・Facebookイベントページで「参加予定」をクリック!
・氏名、所属、連絡先を記載のうえ、メールにて申し込み。
⇒hitotsunagi.main@gmail.com
※当日参加も可能ですが、会場準備の都合もありますので、可能な限り事前のご連絡をお願いいたします。
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