ケセンロックフェス復活!7月開催 地元の魅力と被災地の今を伝えたい

ケセンロックフェスティバルが今夏、復活を遂げる。これは岩手県南部、「気仙地方」と呼ばれる大船渡市・陸前高田市・住田町の若手有志が立ち上げた野外音楽イベント。初開催は2009年7月。翌年も開催され、どちらも県内外から2千500人あまりを動員した。3回目にあたる昨年は震災の影響で中止に。無期限の延期も検討されたが、多くの支援と応援を受け1年越しの復活が決まった。

開催は7月22日(日)、場所は大船渡市と陸前高田市から内陸に入ったちょうど中間地点、種山ヶ原森林公園のイベント広場。ASIAN KUNG-FU GENERATION、BRAHMANをはじめ、若者に人気の高い計18組のアーティストが出演予定だ。

今回は初の試みとして、前夜祭ともいえる「キャンプナイト」を開催。来場者は会場内にテントを張り、ライブはもちろん地元の郷土芸能と郷土食、そして大自然と星空の美しさを体感することができる。

実行委員会は、オフィシャルブログで語りかける。「時間に余裕のある方は、大船渡市や陸前高田市を少しでも見ていって欲しいです。これは、『まだ忘れないで』などと言う押しつけではなく、フェスやライブでしか体感できない、体の芯に伝わる音楽に、心に響く力があるように、断面的なTV映像では感じる事ができない、それぞれの体感があるはずです」。

多くの来場者を県外から呼び込み、地元の若者が今改めて感じている郷土芸能や食、自然の魅力を伝え、被災地の今を見てもらう。このイベントが果たすものは、集客という地域活性化には留まらないだろう。
HP(http://www.kesenrockfes.com/

1件のコメント

  1. テレビブログ 返信

    記事を拝読しました。近くの方はケセンロックフェスティバルを見に行った方は多かったでしょうね。ところで、今年(2013年)も行われたのでしょうか。

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