政府と東京電力は、福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉について、廃炉完了を30~40年後とする工程表を発表した。
11月より東電と経産省によって策定が進められてきたこの工程表では、廃炉に向けた作業とそのために必要な技術開発のスケジュールが盛り込まれた。
全行程を3段階に区分し、第1期で4号機の燃料取り出し着手(2年以内)、第2期に溶融燃料の取り出し着手(10年以内)、溶融燃
取り出し完了と原子炉や建屋の解体の完了する第3期は最長40年かかる計画となっている。
また、遠隔操作ロボットなどの新技術の導入検討や、廃炉作業の進捗状況を点検する部署・会議を設置する。今後はこの新工程表に従って作業が進められることになるが、前倒し要望も強く、実現のための人材確保と技術開発双方に課題は残る。
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