復興のきら星vol.1 若い世代、先頭に立って復興を

赤崎 友洋さん(33)
@リアスNPOサポートセンター

きら星 赤崎友洋さん

死者・行方不明者が住民の1割近くにおよび、震災で甚大な被害を被った岩手県大槌町。最近になり復興計画が完成すると共に復興食堂や仮設商店街、ショッピングセンターなどが相次ぎオープンし復興が進みつつあるが、赤崎さんはそのど真ん中で活躍している。

そんな赤崎さんも震災後数ヶ月は「何をしていいか分からなかった」と言う。会社と家を流され、再建の資金も無い。何もできない時間を過ごしていた中、5月頃から知人の「地元の人間が声をあげなくては復興はない」との呼びかけに賛同、支援活動を開始した。

彼の活動は多岐にわたる。隣の釜石市を拠点とする「@リアスNPOサポートセンター」では大槌町の情報発信等を担当しながら、復興食堂をオープンさせた「おらが大槌夢広場」では理事を勤め、「ゆいっこ」大槌支部にも参加し支援の受け入れ活動を行っている。

一住民としては、大槌町地域復興協議会において安渡地区の会長として会議を取りまとめ、町長不在のスタートで同町の県内最後となった復興計画の策定に貢献した。

元々過疎化に苦しんでおり震災後の人口流出も重なる大槌町だが、「厳しい時だからこそ、若い人が先頭に立たなくては。」自らの行動でその使命感を見せている。

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