福島県は13日、全県民を対象として実施している「県民健康管理調査」から、事故後4ヶ月間の外部被ばく線量推計値を発表した。前回公表の6月から新たに1万1094人を追加し、累積3万6761人分のデータの分析結果となった。
集計は先行調査地域(川俣町(山木屋地区)、浪江町、飯館村)と、その他の地域に分けて公表されている。先行調査地域以外の値では、放射線業務従事経験者を除き、全域で5ミリシーベルト未満となった。また平時の年間被ばく線量の上限とされる1ミリシーベルト未満の割合も、累計で58.6%となった。
県は今回の結果をふまえ「放射線による健康影響があるとは考えにくい」と評価した。同調査は7月末時点で46 万9千を越える回答を得ているが、分析結果はごく一部にとどまっている。
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