災害復興の人材を育成する

　４月より福島大学の地域政策科学研究科(修士課程)が「ふくしま復興学」と銘打ち「政策課題プログラム（災害復興）」の東京サテライトを立教大学池袋キャンパスで開講。第一期生を募集する。

　地域政策科学研究科は、これまでも地域社会が抱える問題への実践的な介入と体系化を行うと同時に、人材の育成をしてきた研究科だ。それが、今回の３１１以降の一連の災害と原発事故などの新たな問題に取り組むために作ったのが「ふくしま復興学」。地域政策に関わる研究機関として、これらの新たな問題への知見を積み重ねていくとともに、教育機関として災害復興に関わる人材を育成していくことを目的とする。

　東京にサテライトを開講するのは、これらの一連の課題が福島だけに留まらない全世界的な問題であるため。東京を中継地として県外に門戸を開き、連携して行くことを意識。「ふくしま復興学」は、学問的には新分野でもあるため「何かを教えてもらえる」というより、研究生として「復興のためにこういうことを研究したい／体系化したい」というマインドを持ち、福島大学がこれまでに培ってきた地域政策科学研究科や震災支援など知見を活用して共に研究を進めて行けるような人材を歓迎する。

　この講座は立教大学構内で週３回・平日夜に開講し、社会人も受講可能。２年間（最長４年間で修了する長期履修学生制度あり）で修士号「政策課題プログラム（災害復興）」を取得できる。忙しい人のために聴講制度も検討している。

履修科目一覧（予定）

【出願期間】２０１２年１月23日（月）〜２月１日（水）
【試験日】２月13日（月）
【募集人数】５名程度

問い合わせ
【入試について】福島大学入試課 ℡024(548)8064　
【東京サテライトについて】福島大学行政政策学類支援室 ℡024(548)8253　
当該の内容に関するURL：http://www.ads.fukushima-u.ac.jp/category/satellite