
大槌町出身者のお茶っこ飲み会
内陸避難者への支援はともすれば沿岸自治体の人口減少や復興の遅れに直結しかねないだけに、難しい状況にある。
盛岡市を拠点とする一般社団法人SAVE IWATE。市内に住む避難者向けに、沿岸自治体の情報提供、生活・雇用等の相談窓口の設置、さらに避難者の孤立防止を目的に、お茶会やサークル活動といった定期的な交流の場を設けている。事務局次長の細田玲さんは、「盛岡に定住するか地元に戻るかに関わらず、避難者の方に、盛岡に避難してきてよかったと思ってもらえれば、成功だと思っている」と語った。
また同団体が運営する事業である岩手ソーシャルビジネス・スクールでは、初心者パソコンコースへの参加を避難者に積極的に呼び掛けた。見なし仮設でなかなか人と集まる機会がない、パソコンが使えず、手伝いができないという避難者の声を受けたもので、受講者の8割を避難者が占めるなど好評価だったと言う。

SAVE IWATEが行った尺八ミニコンサートの様子
各団体の思惑や具体策に相違はあるが、沿岸・内陸問わず連携を深めながら被災者と向き合い続けるしかないのだろう。
文/関美菜子
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