5000人の町に10000人を呼ぶ。3月24日「女川復幸祭」開催

 震災から2年が経過する。女川町では、約10000名いた人口も1月31日時点で7984名(こちらは住民票ベースであるため、実際、町内在住者は約5000名と言われている)、また世間の震災の記憶も風化してきている。この状況を受け、5000人の人口に10000人を呼び「この震災を忘れない」、「今、そしてこれから復興していく女川の魅力」を知り・感じてもらいたいと、これからの女川を担う町内の若者たちが中心となり、女川町や女川町商工会、女川魚市場買受人協同組合等、町内多くの団体・企業の協力のもと、「女川町商店街復幸祭2013」が開催される運びとなった。
 
 当日の司会は、宮城県を代表するMC本間秋彦さんと女川さいがいFM。ステージでは女川町長 須田善明氏と慶應義塾大学教授 岸博幸氏とのトークセッションや地元女川では大人気のご当地ヒーロー「イーガー」ショー、「水曜どうでしょう」スタッフによるトークショー、カーネーションやBIS〜新生アイドル研究会〜、山口ひろみ氏のライブ等が予定されている。物販においても女川自慢の「秋刀魚の炭火焼」が3000尾の無料配布や今年3月16日震災復旧により2年ぶりに運転が再開されるJR石巻線の浦宿駅までの開通を記念した駅弁(浦宿—女川の記念切符付)、女川の水産品をはじめとした物産品等が販売される。

 また、復幸祭前日23日の東日本大震災時、津波が到達した時刻15時32分より、「津波伝承 復興男」が開催される。これは、震災の津波の恐ろしさを忘れぬように、高台にある復幸祭会場でもある女川第一中学校をゴールとし、通学路となっている登り坂を駆け上がり、トップでゴールした方は「女川復幸男」として認定し認定証を交付する。
また「女川復幸男」は「きぼうのかね」を鳴らす権利を獲得し、翌日の復幸祭にて鳴らして頂くイベントも開催。女川の過去・今・そしてこれからを知れ、感じられる一日になる「女川町商店街復幸祭2013」を開催する。

<開催概要>
■名称:女川町商店街復幸祭2013
■開催日時:(津波伝承 女川復幸男) 2013年3月23日(土) 15時32分スタート
      (女川町復幸祭2013) 2013年3月24日(日)9時40分〜17時00分
■会場:女川町立女川第1中学校 体育館(ステージエリア)・校庭(物販、飲食、イベントエリア)
    ※会場は変更となる場合がございます。
■入場料:無料
■主催:女川町商店街復幸祭2013実行委員会
■後援:東日本旅客鉄道株式会社石巻駅
■協賛:株式会社大庄(庄やグループ)・出光リテール販売株式会社・プルデンシャル生命保険株式会社
■協力:女川町・女川町復興連絡協議会・女川町商工会・女川魚市場買受人協同組合・女川町観光協会・リビルド女川合同会社・女川町商工会青年部・女川町水産加工研究会・金曜会・女川復幸丸・REALeYE・女川さいがいFM・女川復興支援ネットワーク
■運営協力:復幸まちづくり女川合同会社
■運行協力:黄金バス

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