休校になった地域の小学校を利活用 住民が教授、技が学部の「大学」を開校

今年5月に開校した「西ヶ方大学」の教授陣。炭焼き、鮎漁、間伐、米作り、BBQなど、地域の人々が自身の持つ技術を伝えていく。
このプロダクションが主体となり、始めた取り組みがある。今年5月に開校した「西ヶ方大学」だ。
これは、昨年3月に休校になった西ヶ方小学校を活用し、地元住民が山の暮らしで培ったさまざまな知恵や技術を学ぶ大学。「地元にある技術を学部に置き換えたら、皆が教授になれるんじゃないか?」という発想から始まったという。

統合に伴い昨年から休校になった西ヶ方小学校が、「大学」のキャンパス。
これまでに炭窯づくりや田植え、BBQ講座などが地域内外の人と共に行われた。2013年度はモニター講座として無料開催するが、今後は事業化し、全国から生徒の募集をかけて運営していくという。
消えゆく日常の中の価値を残し、未来へ

目下、学校の裏に五右衛門風呂を作るため、コンクリートの橋をかける工事が「どぼく学部」を中心に行われている。
迫田さんにこれらの活動のモチベーションは何か尋ねた。
「田舎という言葉は、田(風景)と、人(生き方)、土(土地=しきたり)、口(食べ物)でできています。今、身体に染み込ませないと無かったことになってしまう多くのことを、留め、定着させて、未来に使う、そんなセンスを四万十からつくりたいんです。……でも一番は、僕自身が今をめいっぱい生きたいだけなんでしょうね」。

西ヶ方大学の学部紹介。それぞれに学部長がいて、持っている技術を教えてくれる。