発表されたプロジェクトは、女性によるサロン運営から語り部、南部鉄瓶にご当地ヒーロー、コミュニティ支援やまちづくりなど多岐に渡った。見事優勝に輝いたのは、一般社団法人おらが大槌夢広場の東梅和貴さん19歳。築80年の古民家を再生するプロジェクトを通じ、命の大切さや人間のあるべき姿を考えていきたいと思いを語った。
震災直後の3月から開始したKIBOWは、今回で24回を数える。「震災の風化が進み風評被害が残る今だからこそ、頑張っている人たちが何をやっているのかを発表・発信する意義がある」と話すのは、運営事務局の梶屋拓朗さん。何かに挑戦しようという人々と、何かを応援したいという思いを持った人々が集まり前向きな雰囲気に包まれた会場に、陸前高田市の久保田副市長は「こういう場が元気を与え合う」と話した。KIBOWは今後もこうした会合を年に2回ペースで継続していく予定だ。
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