福島県いわき市で、市内の農家やシェフ、学校などが協働してつくる新しい地域商品が誕生した。Hyaccoi(ひゃっこい)と名付けられた商品は、市内で自然農法により農業を営む「ファーム白石」の野菜をベースとしたグリーンスムージー。野菜のほか、製造に使用する豆乳や乳酸菌、氷などはすべていわき市産とし、同市内で1日1組限定レストランを経営するシェフの監修のもとで商品化された。

加工品を開発する意義を、「規格外の野菜でも活用できる」とファーム白石の白石さんは話す。販売量を増やし、地域内で風評被害により未だ苦境に立たされている福島の農家の売上確保へつなげたい考えだ。今後、地域における飲食店やイベントを中心に販売していく。新たな地域の名物となり、福島の農業復活モデルの一つとなると期待したい。

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