外国人と東北在住起業家による被災地でのビジネス交流 「東北グローバルサロン」

宮城県仙台市で企業支援を行う「一般社団法人 MAKOTO(代表:竹井 智宏)」は、震災後新たに東北から世界に向け国際的なビジネスにチャレンジする日本人企業家と、東北から国際的なビジネスに既にチャレンジしている企業、東北で活躍する外国人とを結ぶ新たな交流の場「東北グローバルサロン」の初会合を4月22日(火)、宮城県仙台市のコワーキングスペース「cocolin」で開催した。

参加者は、仙台市在住のミュージシャンMonkeymajik、東北楽天ゴールデンイーグルスのシニアアドバイザー マーティ・キーナート等を含む6カ国(アメリカ、カナダ、インド、ウクライナ、中国、タイ)およそ30名。震災後の東北で新たに国際的なコミュニティーを創造し「新しい東北」の基盤づくりを担いたいという企業家らが集い、今後の革新的な東北復興ビジネスの発展のため現在の各々の活動報告を行い意見交換。“今こそ、東北と世界を繋ごう”という共通目標の基 、新たなアイディアや相互交流のためのディスカッションを行った。

Impact foundationのトッドポーター氏

Impact foundationのトッドポーター氏

なかでも、今年12月から仙台市宮城野区卸町で展開する起業家育成施設「Intilaq-東北イノベーターハブ-(Impact foundation JAPAN:トッド・ポーター氏Todd Porter、一般社団法人 MAKOTO)」事業は注目を浴びた。内容は、東北で活躍する個人起業家・社内起業家を支援し、起業家に必要な創造力のために、アイデアシェアスペース、指導者育成カリキュラム・事業ツール・コミュニティスペースなどを準備提供。世界的に通用する東北出身の起業家を育成するというものだ。これにより、世界中の企業家と東北の起業者の新たな出会いが可能になり、東北から世界全体が商圏となる産業が誕生し、復興事業の更なる加速化につながるだろう。

震災後、低迷している東北経済を 東北出身の個人起業家と東北で活躍する外国人が手を組み、違った価値観のもとで新ビジネスが展開されることが今後の東北地方の経済成長の転換期になることに期待が高まる。

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